ABOUT US財団のあゆみ
当財団は、SMK株式会社(当時・昭和無線工業株式会社、創業1925年)の
創業者であった故池田平四郎氏と、その夫人故池田始寿子氏が、
創業50周年を迎えた記念に、社会福祉事業の一助にと私財を投じ、
一部SMK株式会社の寄付金を合わせて基金とし、
1976年5月27日に設立されました。(財団法人 昭和池田記念財団)
その後「公益法人法」の改正に伴い、2013年3月25日に東京都知事により
公益財団法人として認定を受け、同年4月1日より「公益財団法人 昭和池田記念財団」と改名しました。
設立にあたって、池田平四郎・始寿子夫妻は、次のような趣意書を発表しています。
設立趣旨書
(1976年財団設立時発表された趣意書より抜粋)
「社会福祉の向上をはかるには、人間本来の博愛精神の向上と共に、施設の改善等、物心両面にわたる施策が必要であります。
しかし、我が国は遺憾ながら戦後の貧困から脱するための経済成長策に重点が置かれ、社会福祉の向上はなおざりにされてきました。
また、一方において,有為な才能を有し、しかも向学の念に燃えながら、経済的に恵まれないため、空しく向学の志望を捨てなければならない青少年は相当多数に上がっております。
このことは単に青少年の不幸であるばかりでなく、国家的見地からも非常な損失であります。
ここに思いを新たにし、社会福祉事業ならびに育英事業をより一層充実するため、昭和無線工業(株)ならびに池田平四郎、始寿子は私財を投じ、財団法人池田記念財団を設立して、都民の一層の幸せのために自らこの事業に挺身するのであります。」
GREETING代表あいさつ
当財団は、SMK株式会社の創業者である池田平四郎・始寿子夫妻が、同社の創立50周年を記念して 社会福祉事業の一助にと私財を投じ、更にSMK(株)からの寄付金を合わせて、1976年に設立いたしました。 以来その意思を引き継ぎ、現在は育英事業、社会福祉事業、伝統芸能事業の3事業を柱として活動するほか、 災害被災地への義援金寄付等も行っております。 特に、日本や世界に貢献できる若者の育成を目的とした育英事業に力をいれており、奨学金の給付、 学生論文事業を行っています。受賞者には現在、学界や政界、医学、児童文学、ボランティア等で ご活躍されている方も多く、大変嬉しく思うと共に、将来有望な学生に意見発表の場を作り、 援助してゆく重要性を痛感しています。
現在日本は、新型コロナウィルス危機、温暖化による記録的な天候災害、少子化問題やジェンダー問題、ウクライナ侵攻による影響など課題が山積みで、閉塞感の中で不安や怒りをもちながら生活している方が多いと思います。財団に寄せられる助成内容も、コロナ対応の備品やオンラインに使用する機器が増え、それに反して海外留学生の助成申請の減少や、文化・芸術分野の活動制限など、大幅な変化が見られました。このような社会的変化を読み取り、適切な場所へ適切な援助が行えるよう積極的に活動していきたいと考えております。
多様な課題の解決に向けて、財団の各種事業が、皆さまのより良い未来、より良い日本国をつくるために、些かなりとも貢献するようこれからも努力してまいります。
ご関係の皆さまのより一層のご協力、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
(2023年5月)
ABOUT US財団概要
名称 |
公益財団法人 昭和池田記念財団 |
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所在地 |
〒142-0041 東京都品川区戸越5-17-14 |
TEL |
03-3785-1149(直通) |
FAX |
03-3785-1273 |
行政庁 |
東京都 |
理事長 |
池田彰孝 |
設立 |
1976年(昭和51年)5月27日(平成25年4月1日公益財団法人へ移行) |
事業目的 |
前途有為な学生・生徒に対する奨学金の給与並びに社会福祉及び芸術文化の分野における助成などを行うことによって、 |
事業内容 |
(1)学術優秀で就学困難な学生、生徒に対する奨学金の給与 |
MEMBER役員(2024年6月現在)
理事長 |
池田 彰孝 SMK(株)最高顧問 |
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常務理事 |
原 眞理 (公財)昭和池田記念財団 事務局員 |
理事 |
加藤 諦三 早稲田大学 名誉教授 河野 洋平 元衆議院議長 濱野 健 元品川区長 池田 靖光 SMK(株)代表取締役社長 中村 利雄 (公財)全国中小企業振興機関協会 会長 御手洗 美智子 ガウチャー大学 理事 |
監事 |
伊勢 知郎 伊勢知郎税理士事務所 所長授 棚橋 祐治 石油資源開発(株)相談役 |
評議員 |
菊池 卓也 SMK(株)顧問 杉本 潤 SMK(株)相談役 大山 忠一 光陽産業(株)会長 宇佐美 登 元衆議院議員 山内 潤 品川港南クリニック理事長、病院長 中村 哲也 前SMK(株)常勤監査役 監査役会議長 木村 忠正 立教大学 教授 蓼沼 惠美子 前(社福)品川区社会福祉協議会 会長 (就任順) |
HISTORY沿革
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1976年5月27日
財団法人 昭和池田記念財団 設立
育英事業・社会福祉事業への助成を開始 -
1981年11月20日
学生論文「昭和池田賞」開始
(以降、毎年実施) -
1984年2月7日
東京都身体障害者卓球連盟と日本車椅子
バスケットボール連盟主催の選手権大会の
運営費用を助成(以降、毎年実施) -
1991年3月26日
財団法人国際学友会(現・独立行政法人日本学生
支援機構東京日本語教育センター)に在籍し選考
された留学生に奨学金を贈呈(以降、毎年実施) -
1995年10月31日
早稲田大学国際学生友好協会主催の留学生による
日本語スピーチコンテストに寄付
(以降、毎年実施)
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2001年3月31日
財団ロゴマークを発表
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2007年6月1日
理工系大学院生特別奨学金制度を開始
(以降、毎年実施) -
2013年4月1日
東京都より公益認定を取得し、公益財団法人
昭和池田記念財団と改名伝統芸能の振興を
目的とする事業への助成を開始 -
2016年11月24日
財団設立40周年記念式典開催
MARK財団ロゴマーク
2001年財団設立25周年にあたりロゴマークを制定しました。
村野和子理事(当時)が、幸せを運ぶ鳥をイメージして、「昭和」のSと「池田」のIを組み合わせて図案化したものです。
以降、財団の出版物やホームページなどには、必ずこのマークがあしらわれています。